光るお皿
お皿そのものが均質に光る電池駆動式の高演色LEDのお皿。
料理が載るガラスは、ベルサイユ宮殿でも使われたフランスのサンゴパン社製の超透過ガラス。
POINT 高演色技術・配光技術(導光板)・電池技術・木工技術(協力会社)・ローコストメンテナンス
開発背景
高級フレンチレストランのオーナーシェフよりの要望によって、料理を上からではなく、下から照らし、光と料理の新しいコラボレーションが生み出せる様なお皿が欲しいとのご要望をいただきました。世界のVIPでさえ記憶に残ってもらう一つのアミューズメントツールとしての創造性と日本古来の8寸角という美を組み合わせた商品が出来上がりました。
開発苦労ポイント
お皿という特性上、薄型化で均質な光が必須。当初は大手の有機ELの技術を持つ他メーカーに当社から開発を依頼しましたが、各種課題があり開発を断念。改めて当社で導光板とLEDの最適化による実現を模索しました。
お皿部分の均質かつ全面体な光実現と、お皿ならではの薄さを二次電池と回路基板を内蔵し実現させる必要があります。側面からの光であれば薄型化が可能ですが、LED実装部分の未発光領域が生まれ、料理を載せる部分に黒い影が出来てしまいます。そのため背面発行に切り替え導光板の設計及び厚みの調整を繰り返し、薄型かつ均質な表面を実現したことによって商品化が実現。電源も通常のスマートフォンに使用できる標準的な口金と電源が使用できるようにすることで、万が一の紛失や故障でも対応できる様な配慮を行いました。