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青い洞窟青色直管型LED

直管型青色LED(G13)

開発背景

東京を代表するタワーマンションの地上フロア。ここには、青色の蛍光灯を用いて、深海をイメージした通路が設けられていました。しかし、設計当初から使用していた青色蛍光管が生産中止となり、代替え品も色味が異なる上、その蛍光灯そのものの生産終息の懸念もあり、マンション開発の設計コンセプトが維持できるかどうかの課題に直面していました。

開発苦労ポイント

青い光は短波長であり光そのもののパワーが強く、通常のポリカーボネイトなどの材料を使用した場合には、自らの光で劣化が引き起こされてしまいます。したがって、カバーとしてはガラスの使用が必須でした。しかし、青色発光のLEDは、素子そのものの耐熱性能が低く、放熱能力を高める必要がありました。その為には、LEDを実装する金属板が外気に触れる必要性がありましたが、ガラスカバーでは半円状にすることができずに、ガラスの筒の中に放熱用の金属を入れる必要があり、信頼性と明るさのバランスが重要でした。また、一口に青色と言っても様々な”青”が存在する為に、事前に顧客に発光サンプルにて確認を取った上で、開発を行いました。結果として、保守メンテナンスはある程度犠牲にしつつ、放熱用アルミ材料の放熱面積を向上させる為に、電源回路を外付けにすることによって照明の寿命を上げ、十分な輝度と、美しい青色でかつ故障が少ない直管型の照明を完成させました。

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